制作記録

推理ものへの挑戦と挫折

こんにちは!ハッカグミです。

今回は、次回作のシナリオ制作について少しお話ししたいと思います。

私は昔から推理ゲームや脱出ゲームが大好きで、「いつか自分でも推理ゲームを作ってみたい」と思っていました。

そこでまずはAIに、推理ゲームのあらすじをいくつか考えてもらうことにしました。

デスゲーム、知らない駅に迷い込むホラー、病院の裏事情を暴くサスペンス、本格殺人ミステリーなど、本当にさまざまな案が出てきました。

その中でも気になったのが、資産家が殺害され、白紙の遺言書だけが残されるという本格ミステリーです。

「これは面白そう!」

と思い、詳しく内容を聞いてみました。

すると……

資産家は自室で死亡。
部屋は密室。
白紙の遺言書が見つかる。
犯人は子どもたちか使用人の誰か。

ここまでは良かったのですが、詳しく聞くほどツッコミどころが増えていきました。

まず、白紙の遺言書のトリック。

なんと「感熱紙を暖炉であぶって文字を消した」というもの。

感熱紙を触ったことがある人なら分かると思いますが、あの紙って見ればすぐ感熱紙だと分かるんですよね。

「それはすぐバレるのでは……」

と思いつつ、もっと気になったのは密室トリックです。

「どうやって密室を作ったの?」

と聞くと、

「実はオートロックでした。」

との返答。

…いやいや、一緒に住んでいる家族や使用人なら、そんな仕組みは知っていますよね。

それを伝えると、

「紐を使って中から鍵を掛けました。」

今度は古典的すぎる気が。

さらに「それも厳しい」と伝えると、

「実は隠し通路があり、それを知っているのは使用人だけです。」

……犯人、使用人なんですよね。

それでは推理になりません。

動機を聞けば、

「実は隠し子でした。」

このあたりで私は悟りました。

「本格推理ものは、まだ自分には早かった。」

と。

そこで方向転換して生まれたのが、現在制作中の『嘘と本音の境界線』です。

実はこの作品、『別れ話、失敗しました』よりも先にシナリオを書き始めていました。

推理にラブコメ要素を組み合わせれば、本格ミステリーよりも自由度が高く、自分でも作れるかもしれない。

そう考えて制作を始めたのですが……

今度は後半の推理パートでシナリオが破綻。

何とか修正を重ねたものの、どうしても推理部分に納得できず、長編ということもあって一度制作を中断しました。

そして先に完成したのが、『別れ話、失敗しました』というわけです。

実は、この出来事はAIが今ほど進化する前の話です。

最近のAIは本当に進化しましたよね。

改めて推理パートを一緒に考えてもらったところ、以前とは比べものにならないくらい面白いアイデアが出てきました。

シナリオ全体も、ほぼ書き直す勢いでブラッシュアップしています。

文章そのものも以前より自然で、読んでいて引き込まれるものを書くようになったと感じています。

イラストだけでなく、文章でもAIの進化を実感する毎日です。

現在制作中の『嘘と本音の境界線』は、そんな試行錯誤の積み重ねから生まれた作品です。

完成までまだ少し時間はかかりますが、楽しみに待っていただけると嬉しいです!

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